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日々の呟きと時々落書き
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2024/05/17 (Fri)
我が家は映画好き。我が父はよくDVDを(以下略)。とりあえず適当に借りてきたDVDを感想を交えて紹介。いつも思うけれど本当に誰得。

●『忍たま乱太郎(実写版)』
:これ、実は映画館に行って見ました。小さい頃からこのアニメを見ていましたが、まさか実写になるとは…聞いた当初、あーまたこうやって名作良作良き青春の作品達が汚れていくのか…と近年のコミック実写化に対して唾を吐き捨てておりました。だが、上手く成立するものもあるもので。
ぶっちゃけ、大変面白かったです(真顔)
まず主人公達トリオの可愛い事可愛い事。そして昔好きだった土井先生が妙にマッチしているから困る。原作のストーリーで生徒全員集合でした。アニメやコミックのキャラ達の世界がそのまんまで、思わず吹き出してしまいそうなギャグタッチで満足。でもガヤガヤし過ぎてみんな忍者してない。
こればかりは見てみて、としか言い様が無いのですが…とりあえず、親子のキャッチボールならぬキャッチ手裏剣は良いと思った。

●『殺人の追憶』
:花の高校生(笑)だった頃に何気なく借りてみた映画ですが、もう一度見直しました。理由はともかく、何故か物凄い好きな映画です。ミステリーサスペンスの韓国映画で、実際にあった未解決事件を元にした作品。
1986年ソウル近郊のとある村で、無惨にも強姦された裸婦死体が発見される。地元に住む主人公の刑事は捜査に乗り出すが、都市から派遣された相棒となる刑事とは馬が合わず意見の擦れ違いばかり。そんな中、またもや被害者が出てしまう…。
人気の無いのどかな、しかし薄暗さが漂う小さな村という世界観が、視聴者を“見られている”“見ている”という被害者と犯人側の様な心理にさせるのか、話に引き込まれます。綺麗な田園風景を見て怖いという感情を抱くのはこの作品しか今のところ無い。次々と浮上する容疑者だが、これといった決め手が無い。それっぽい人が出てくる度に「こいつか?」「こいつ・・・?」と思ってしまう。焦る主人公達側に代わって、犯人側の視点は物凄く静かで、暗くて、獲物を見詰める捕食者のそれ。交互に映るそれぞれの視点がこの話の終わりの行方を連想させ、目が離せない。
暗くてじめじめ、底冷えする様な世界で、静かに幕は上がり、知らぬ間に下りている。掴み所の無い冷たい泥沼の様な世界が、凄いリアルです。

●『リアル・スティール』
:新作DVDで一番見たかった作品。ロボットもののSF作品だが、ロボットの非人間的なパワーやインパクトで魅せるものではない。寧ろこれは、ロボットを介して繋ぐ親子の愛情と自分自身を見つめ直す温かい話です。
時は近未来。あらゆる格闘技の舞台は人間ではなくロボットが立つ様になり、人々はより暴力的なショーを望むようになっていた。
元プロボクサーだった主人公はロボットファイトの賭け金で食いつないでおり、負けては新しいロボットを買いまた負けては…という荒んだ生活をしていたが、ある時昔の恋人が亡くなったことを知り、同時に彼女の息子を引き取る事になる。勿論親権は死んだ恋人の親戚が持つ事になったが、約二ヶ月の間は預かることに。血は繋がっていても赤の他人である親子はお互い頑固で反発ばかり。主人公は壊れたロボットの部品集めに行こうと崖上の廃品置場に忍び込むが、息子が誤って崖から滑り落ちてしまう。だが、崖の半ばに埋まっていた古いロボットに引っかかり九死に一生を得る。偶然にも見つけたそのロボットはとにかく古く、とても戦闘用には使えないものだったが、珍しいシャドウ機能(動きを見て真似る)を備えたロボットだった。
戦闘はリモコンで操作、リング上だけだが迫力のあるアクションシーンで重量やスピードを感じる事が出来る。
親子が拾ったロボットのアトムが主人公達の動きを真似しているのがとにかく可愛い。もうね・・・可愛いの。首を傾げないでほしい。冷たい金属ボディなのに温かみがあるって何なの。ロ
ボットのプログラミングをするのが息子、ボクシングの俊敏な動きを見て覚えさせ、敵の動きを読んで動かすのが主人公。
ロボットを介して、ボクサーだった栄光と自信に満ち溢れたかつての自分を徐々に取り戻していく主人公や、そんな主人公を父と慕っていく様になる息子の親子の愛情が素敵です。
特に声音認識が故障して遠隔操作が出来なくなってしまった最後の試合では、残された唯一のシャドウ機能を使い、主人公自らがリングの傍で拳を振るって闘うシーンは感動した。凄く面白い。

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2012/05/21 (Mon) 日記 Comment(0)
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